ギャップジャパンが取り組む「働き方改革」

ファッションから始める働き方改革「DENIM FRIDAY」を推奨しているギャップジャパン株式会社。すべての働く人たちが、もっと自由に、自分らしさを実現できる社会に向けて、アクションを起こしていく。

毎週金曜日に、デニムを取り入れたエフォートレスなオフィスカジュアルで勤務することを提案するプロジェクト「DENIM FRIDAY」を提唱しているギャップジャパン。自社の働き方改革で取り組んでいることは?

「2008年から始めたのが『サマーアワーズ』。7月〜9月上旬まで本社従業員は毎週金曜日は13時で退社可能、また店舗従業員は毎週平日のいづれか1日の半日勤務が可能です。」

初めの頃はなかなか受け入れられなかったというこの施策も、3年目に入る頃に定着。現在では多くの社員が利用しているという。「スタートしたばかりの頃は、やってみて初めてわかる制度のほころびがいくつかありました。例えば、店舗従業員と本社従業員の業務上のスケジュールの違いや、夏はどうしても繁忙期で休めない部署への対策、派遣社員の方をどうするのかという問題などです。『まずはやってみよう』という考えのもと、実施しながらこれらの問題を対応していきました。今では多くの従業員からこの制度を継続して欲しいという声を聞きます。空いた時間を利用して、サーフィンなどの趣味を通じてリフレッシュすることはもちろん、家族との時間を増やしたり、ボランティア活動に勤しんだり、自身のキャリアのための勉強に活かすという従業員も。その活用の仕方は本当に皆さん次第です。

そもそも、ギャップジャパンの本社従業員は、ある一定の職務等級以上のポジションに対して、業務を行う場所や、業務の開始・終了時間を上司の承認のもと自己裁量で決定できる柔軟な働き方を導入しています。この働き方を高いパフォーマンスにつなげるために必要なのは、何よりも『自立』していること。自由を手にする分、果たすべき責任はしっかり果たす。それだけでなく、自由になった時間を自己啓発にあてる。それを個々人が自立して考え、実践していくことがいかに大切かを実感しています。実際に、“会社が自分たちを信じてくれているから、しっかり結果を出す責任があるんだと感じます”と従業員から言われたこともあるんですよ。」

実際に、“会社が自分たちを信じてくれているから、しっかり結果を出す責任があるんだと感じます”と従業員から言われたこともあるんですよ。

「DENIM FRIDAY」のプロジェクトは、まだ始まったばかり。これからやれることはたくさんあるという。「我が社には“Do more than sell clothes(洋服を売る以上のことをしよう)”という言葉があります。洋服を販売するだけでなく、社会やコミュニティに貢献してポジティブなサイクルを生み出そうという考えです。私たちはファッションがマインドにもたらす変化に注目しています。マインドが変われば働き方にも影響するでしょうし、仕事もプライベートも含め、デニムフライデーを通じて、働く人々が個性を発揮し、これまでの働き方を見直すことで、より幸せな生活を送ってもらいたいという願いがあります。現在の日本では、ビジネスウェアとしてはデニムに対する偏見もあるし、スーツのほうが毎日何を着るのか迷わないで楽という考えもあります。でも、歴史をひもとくと、時代が変わる時、必ずファッションも大きな変化を遂げてきたんです。今は働き方が大きく変わる時。その変化に、ギャップジャパンがいかに貢献できるか。さまざまな企業と、既存の枠を超えてコラボレートしながら、世の中に向けた働きかけをしていきたいと思います」

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